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  ----------- 【 狂 犬 病 】 -----------
               
Rabies  
今回は狂犬病についてお話しです。
イラクや北朝鮮での問題が大きく報道されていますが、その中でも生物化学兵器のことが心配されています。
この件については後ほどにするとして・・・
現在この地球上には、たくさんの病原菌、 病原体があります。病原菌は細菌、病原体はウイルス(Virus)に分けられます。

狂犬病は、ウイルスで電子顕微鏡でしか見ることは出来ません。細菌などは普通の顕微鏡で見ることが出来ますが。
 さて、狂犬病は現在世界200に近い国、地域がある中で、発生していない国を列挙した方が早い程です。
その発生していない国は日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデンそして太平洋の国々ぐらいです。
  
 狂犬病ウイルス
 
大国といわれる国でも発生しています。我が国では『狂犬病』と呼んでいるため皆さん犬だけに発病すると誤解をしている人が多くいます。
 しかしこの病気は、 哺乳類全てに発病をさせるのです。
欧米では、コウモリ、キツネ、アライグマなどの野生動物が感染源で、しかもキャリアーになっている事が撲滅できない理由になっています。
日本ではここのところ、40年ほど発生はしていません。現在『犬』だけに法律(狂犬病予防法)で注射を強制的にしています。 
 しかし日本の周囲では、発生しています。


          
世界の狂犬病発生状況  農林水産省動物検疫所 提供

韓国、台湾、中華人民共和国、フィリピン、東南アジアなどでは年間かなりの人が亡くなっています。インドでは数万人の人が感染し亡くなっていると言われています。(北朝鮮、カンボジアでは不明)
 この病原体は、 RNAウイルスでラブドウイルス、リッサウイルスに属し他のウイルスと同じように冷凍、乾燥に強く熱には弱い特徴があります。形状は弾丸に似た形をしています。

感染方法は、この病原体をもつ動物に噛まれ唾液が傷口につき病原体かそばの筋肉細胞で増殖。その後知覚神経末端より脊髄を経て脳幹部に達し、海馬足(アンモン角)でネグり小体を形成します。
潜伏期間は、動物では数週間。犬では、10〜16日で症状は15〜25日くらいで現れます。
人では、1〜3ヶ月くらいです。
そして、一旦発病すれば治療法法は無くほぼ100%死亡します。
犬の場合の症状食欲不振、不安、挙動の異常、沈うつ、涎を流す、異常な吠声。そして凶暴になり攻撃をしようとする。立つことが出来なく(麻痺症状)になり昏睡になる。
治療方法
日本では治療の対象でなく直ちに保健所に届出。法律的な処置をとる。
尚、犬に噛まれたとの届が保健所に出され、且つ狂犬病予防ワクチンを接種していない犬の場合は、保健所は直ちに動物病院に連絡をして若しくは、保健所の職員(獣医師の免許を持つ)が当該犬に対して狂犬病鑑定を行います。

 幸い現在では、狂犬病は発生をしていませんが何時日本に入ってくるか判りません。
ある報告によると日本では、人用狂犬病ワクチンは約2万本ほどしかなく、民間の病院には、ワクチンは5回接種をしますので 数千人分しかありません。
2000年から検疫対象動物が追加になり、犬以外にネコ、アライグマ、キツネ、スカンクも検疫を行うようになりました。
それ以前には、それらの動物は、自由に輸入されていました。
すでに野生化した元ペットが狂犬病の病原体を持っていて、彼らの仲間の間で感染をしていたら我々の傍に狂犬病が発生してもおかしくありません。

 4月から犬の狂犬病予防注射が始まります。
日本では犬だけに注射をしていますが、できればネコやその他哺乳類のペットを飼っている方も、注射をして頂きたいと思います。詳しくはお近くの動物病院でお尋ねをして下さい。
また、日本から海外の国に犬やネコが出る場合、相手国により6ヶ月以内に狂犬病の注射をしていなければならないと規定している国もあります。
海外旅行をする方には是非旅行先の国の状況を把握して頂きたいと思います。
アメリカ合衆国だから安心と言うことはありません。コウモリに噛まれて発病をすることも有ります。
旅行する人は、やたらに犬やネコを触らないように、もし噛まれたら直ぐ水洗いをして病院に行って下さい。必ず空港で検疫官に申告をして下さい。
もしあなたに病原体が侵入したら今度はあなたが病原体をうつすことになります。
また予防のためのワクチンはあります。詳しくは、お近くの病院でお尋ねください。
 
 天然痘は現在地球上で発生はしていませんが、 実験室では病原体を保存しています。生物兵器に天然痘ウイルス、ペスト菌、炭疽菌などを使用、もう使っているとも言われています。
狂犬病ウイルスも使われる可能性があります。
今 日本にこのウイルスを使われたら殆どの人が死にます。パニックにも陥るでしょう。発病まで日数のかかる人もいますし、 10日や20日で発病をする人もいるかもしれません。
日本にいつ狂犬病が再び出るか判りません。そうならないように皆さんの協力が必要です。
とりあえず4月から始まる狂犬病予防注射を受けるようにして下さい。
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